Only One Story
2歳で心臓手術をしたあと、術後の状態が悪く、左手を切断することになったダウン症の息子。幼い頃は、左袖だけ長くなってしまう洋服も、気にせず過ごしていたけれど… 成長するにつれ、やはり不便に。ただ子ども服のお直しの店はなかなかなく、とにかく料金が高いことと、時間がかかることがネックだった。
そんなときに出会ったのが、キヤスクさん。特にキヤストさんの、「1いえば10わかってくれる感覚」には驚いた。短い左手にぴったりな袖、ファスナーからゴム仕様にお直ししたズボン、マジックテープ仕様にお直しした学ラン。息子もよほどうれしいのか、できる限り介助者さんに頼らず、「自分で(着る)!」と言いながら、脱ぎ着をがんばっている。
この学ラン、実はお兄ちゃんが学生のときに着ていたもの。彼が帰省したときに、弟の学生服姿をうれしそうに眺めている。













































